2012年05月30日

『Broadway Night 2012』に向けて。

 高良結香がアメリカに帰国した。
 今回の滞在は4月後半から1ヵ月ちょっと。東京と兵庫で『TATTOO14』の公演に出演した関係でいつもより少し長かった。

<宮城のワークショップで>

『Broadway Night 2012』に向けて。

 東京で稽古に入る前にミルトンママに声をかけてもらって宮城県でイベントに出演させてもらってワークショップをやった。この時のワークショップが思いのほかよかったので、沖縄でもやろうということになり、キッズからのリクエストがあって東京でも急遽行なうことになった。
 これまでのワークショップはダンスと歌を分けてやってきたのが、今回はミュージカル風にその両方を一緒にやってみた。
 顔のマッサージから始まり、発声の基本、身体を動かしながら声を出すコツ、実際に振りをつけながらの歌、etc。これを2時間で形にしていくのだが、その充実度はかなり高かった。
 宮城のワークショップには、まったくの初心者の方や比較的年輩の方も大勢いて少し心配したのだが、終わってみるとみんな笑顔で「元気がもらえた!」なんていう声も聞かれて、高良も感慨ひとしおだった。東京と沖縄のワークショップには、キッズとよぶ常連のメンバーに加えて、プロフェッショナルで活躍している人たちにも参加してもらえた。
 細かな技術を伝えることよりも、ポジティブなエネルギーを放出して相手に伝えていくやり方を体感するワークショップ。ダンスや歌を志していない人でもかなり楽しめたんじゃないかな。

<エンターテインメントは人を育てる場>

 ワークショップは日本だとある種の教室のようにとらえられることが多いのだが、アメリカではショーに向けてより質を高めていく場というニュアンスが強い。ワークショップを繰り返して、歌や踊り、演技を修正してブラッシュアップしていく。
 高良のワークショップもどちらかというとそういうものに近い。その到達点を測る意味でも大切にしているのが、これまでに通算4回行った『Broadway Night』。ニューヨークのブロードウェイで現役で活躍するアクター・シンガー、レジェンドと呼ばれるアクターを沖縄に招いて、沖縄、東京のキッズたちとと同じステージに立ってショーを繰り広げるもので、高良が早い時期からビジョンの一つとして掲げていたものだ。
 実際に両者がステージで共演したのは3回だが、毎回ものすごいエネルギーが渦巻いていて、とても感動的で刺激的な場面が繰り広げられる。キッズの中には個々に目標やビジョンを持っている人も多くて、これをきっかけに海外に演技やダンスの修行に出たり、独自にプロの道を目指す人も多い。
 私自身、『Broadway Night』を始めて、エンターテインメントは、人を楽しませることではなく、人を育てる場で、そのことがより大切なのだと実感することが多くなった。そういう意味でも継続的に行なっていかざるえないという、ある種の使命感に似た気持ちまで芽生えている。

<『Broadway Night』を様々なエネルギーが交わる場に>

 実にいろんなことが未定なのだが、『Broadway Night』、今年は少し枠組みを変えて、12月に開催する。何とか東京でも実現できればと考えている。
 それに向けて、先日の沖縄2泊の滞在中にワークショップをやり、新曲のレコーディングにPV撮影(!?)まで行なった。
 ニューヨークのブロードウェイのメンバーと、今回、高良が『TATTOO14』で新たな関係を築いた日本を代表するミュージカルスター、そしてキッズたちのエネルギーが融合できるような場を何とか作り出せたらと思う。

 梅雨が明けた頃には、最初のアナウンスができればと思います。お楽しみに。


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Posted by ryujinoda at 16:36│Comments(0)Yuka Takara
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