『I am a Mongolian』そして、『カフェ・ド・フロール』

ryujinoda

2015年05月07日 00:52


中国 内モンゴルのアーティストGangziのソロアルバム『I am a Mongolian』

北京の『Sound of the Xity』、いろんなバンドがいたのだがつい耳がいくのは、モンゴル系のバンドが多かった。TULEGURという2人組は、Gangzi(Vo,G)とZongcan(Per,G)によるユニット。2人という小編成ながら、そのグルーヴ感はすさまじく、Gangziのホーメイ(喉歌)も素晴らしかった。トラッドとコンテンポラリーが見事に融合して初めて出逢うような音楽が提案されていた。
ここ数日、朝はGangziのソロアルバム『I am a Mongolian』をリピートさせている。


この映像はパーカッションが加わる以前のソロのパフォーマンス。ギターも上手い!




監督曰く、バネッサ・パラディは「この作品で最大の発見」とのこと。
(C)2011 Productions Cafe de Flore inc. / Monkey Pack Films

夜、『カフェ・ド・フロール』をみる。
舞台は、1969年のパリと、現代のモントリオール。パラレルに進んでいく、異なる時代の2つの都市でのエピソード。登場人物は誰もが、様々な悩みや問題を抱えつつ、日々の暮らしの中に小さな光を見いだしていこうとする。ところが、なかなかままならず、落としどころの定まらない不安が充満する。
それはどこかで掛け違えたボタンが、永遠に合わないように、混迷を深めていく。その手触りが妙にリアルに響いてくる。
ダウン症の子どもを育てるシングルマザーを演じたバネッサ・パラディがよかった。こういう人いるよなぁ。。
監督は『ダラス・バイヤーズ・クラブ』のジャン=マルク・ヴァレ。この人の作品、好きかもしれない。

『カフェ・ド・フロール』公式サイト
http://www.finefilms.co.jp/cafe/#top

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