2010年06月24日

6/19(土) ダーバン、日本 vs オランダ〜当事者として。

 昨夜は、一日が濃密すぎたせいか、時差ぼけのためか、午後8時過ぎには眠ってしまった。で、今朝は4時前に起きる。7時発のダーバン行きの飛行機に乗るために。5時過ぎに宿を出た。
 ダーバンへの機内、2つ隣りの席は、「世界一蹴の旅」という有名なブログのお二人だった。

6/19(土) ダーバン、日本 vs オランダ〜当事者として。

 極寒のヨハネスブルグから南国ダーバンへ。気温は確実に20度以上違った。ダーバンのバスターミナル前のホテルフォーミュラ1にチェックインして、ローカル向けのちょっと敷居が高そうな店で朝食をとる。卵、ソーセージ、ベーコン、ポテト、焼きトマト、トースト、コーヒーがついて300円ほど。

6/19(土) ダーバン、日本 vs オランダ〜当事者として。
6/19(土) ダーバン、日本 vs オランダ〜当事者として。

 一心地着いて、インド洋を眺めてみようとビーチに出てみた。さらに気温は上がって、半袖でも十分な陽気だ。ワールドカップはこれでなくてはいけない。4年前のドイツでの記憶が蘇ってくる。
 ビーチ沿いの遊歩道はすっかりオレンジ色で、オランダサポーターに占領されていた。2004年のユーロの時のポルトの風景を見ているようだ。あの時も、町中がオレンジ色に染まっていた。日本人サポーターも少しは見かけるが、すでにスタジアムに入ってしまったのか…。
6/19(土) ダーバン、日本 vs オランダ〜当事者として。

続きは以下をご覧下さい。

 今日のキックオフは13:30なので、一旦ホテルに戻って電車でスタジアムに向かう。駅が隣接したスタジアムというのは本当に便利だ。それにしても、ダーバンスタジアムは美しい。白い曲線が、真っ青な空に映えている。
 セキュリティとゲートを抜けてスタジアムに入ると、松永さんとセバスチャンの席は、5mほどしか離れていなかった。まったく別々にチケットを買ったというのに、なんという確率だろう。

6/19(土) ダーバン、日本 vs オランダ〜当事者として。

THE MATCH
日本 vs オランダ
13:30キックオフ/ダーバンスタジアム

 韓国がアルゼンチンにやられるのを目の当たりにして、日本も何か一つ崩れてしまうと、一気にぼろ負けもありうると勝手に予想していた。一方で、前半が0−0で折り返せたら、少しは可能性があるのかもしれないという思いもどこかにあった。
 前半、オランダは一気呵成にやってくるのかと思いきや、思ったよりも攻めてこなかった。一方で日本のディフェンスもきっちりと機能していて、オランダにチャンスらしいチャンスを作らせなかった。立派!! ここ数試合見ていて思うのは、サイドバックの長友の素晴らしさだ。走り負けしないところがとても頼もしいし、相手選手には相当に嫌な存在なのだろうと思う。
 後半早々に失点したものの、それ以降も集中力が切れることはなく、逆に日本が攻勢に出る場面も多くなった。あと一人二人前線に人数をかけられたら、フォワードの突破力がもう少しあれば…。守備重視の戦術だけに、攻撃部分へのフラストレーションが少しずつたまっていった。
 終盤、中村俊輔の投入。つい最近までレギュラーどころかエースだった彼だが、ほかの選手とのバランスがとても悪く、意識の方向が全然違っているように感じた。プレーを見ていて激しさとか粘り強さが伝わってこなかった。それはやはり途中後退のフォワード岡崎にしても同じで、空回りばかりが目立っていた。岡崎よりも森本だろうというのが、本音だった。
 結果は誰もが知っている通りだ。0−1での敗戦は、確かに大敗ではなかった。でも、その間には、オランダと日本の遥かな力の隔たりがあるように感じられた。去年9月の0−3からすると、数字だけを見れば接近はしているが、それを勝ちにもっていくというのはまた別な話で、その間には実はものすごい大きな溝があるような気がしてならない。

6/19(土) ダーバン、日本 vs オランダ〜当事者として。

 今回、日本代表の試合を海外で観戦するのは初めてだった。ユーロ2004やワールドカップドイツ大会で、他国の試合ばかりを観戦していたのだが、ゲームそのものは面白くても、どこか自分自身を部外者のような気分でいたのも事実だ。結局、好きだとはいっても、自分に直接関係のないよその国の話だったのだ。
 今日初めて、日本の試合をみて、負けはしたものの、初めてその当事者としてワールドカップに参加できた気がしてしみじみと嬉しかった。

 試合後、近くのカジノのあるホテルのレストランでa.s.k trioのsとk、松永さんとセバスチャンと食事をした。
 a.s.k. trioの1年ぶりの沖縄公演は、9月27日(月)桜坂劇場ホールAにて。


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