2010年06月26日

6/21(月)エリスパークにて〜強国の試合を眺めて日本代表を思う

 ヨハネスブルグの天気はとても安定していて、ずっと快晴が続いている。そして気温は低い。スタジアムへ出かける時は、ヒートテックを上下着けて、上着は2枚にマフラーと手袋まで持参する。寒さに対しての弱さは自覚しているので、そこの準備はおこたれない。
 ワールドカップな気分が今ひとつ盛り上がらないのは、治安の悪い街中を自由に歩けないことと、こうした気候が影響していると思う。特にヨハネスブルグはそうしたことが著しいかもしれない。ダーバンの項でも書いたが、ポルトガルでのユーロ2004や2006年のドイツのワールドカップの雰囲気はまるで違った。

6/21(月)エリスパークにて〜強国の試合を眺めて日本代表を思う
(写真はどれもクリックすると大きくなります)

 今回は、試合の時間が近づくとスタジアムに向かう準備をするのだが、基本宿泊先とスタジアムを往復するだけで、その間に町中を歩いて楽しむことができないのだ。淋しい。

続きは、以下からどうぞ。

 そして、今日は、スペインvsホンジュラス@エリスパーク。
 このスタジアムは地図上で見ると、ヨハネスブルグのダウンタウン、パークステーションから歩いていけるほどの距離である。駅の構内のレストランで食事をして、店の男に「エリスパークまで歩いていけるかなぁ」と尋ねると、「絶対にやめといた方がいい」という賢明なアドバイス。一応聞いてみただけだったのだが、やはり電車に乗っていくことにした。

THE MATCH
スペインvsホンジュラス
20:30 エリスパークスタジアム

 このエリスパークスタジアムは、1995年に開催されたラグビーのワールドカップの決勝戦が行われた場所でもある。その様子は、映画『インビクタス』の中でも詳しく描かれている。(→この映画、素晴らしいです)キャパシティは約6万人。サッカーシティーに比べると一回りも二回りも小さいが、スタンドの傾斜が急で、とても見やすい作りになっている。私のチケットはA列と書かれていたので、一番前の列かと思いきや、一番上の天井桟敷であった。

6/21(月)エリスパークにて〜強国の試合を眺めて日本代表を思う

 さて、スイスとの第一戦を落としているスペインは、決勝トーナメント進出のためには絶対に落とせない試合だ。前の試合を欠場したフェルナンド・トーレスが復帰して、ビジャとの2トップ。トップ下にシャビという布陣。開始早々から、まるで一筆書きのようにパスがつながっていく展開。とてもスペインらしい美しいサッカーが展開されるものの、なかなかゴールに結びつかない。前半17分にビジャが個人技から抜け出して先制ゴールを決めた。

6/21(月)エリスパークにて〜強国の試合を眺めて日本代表を思う

 高い個人技を持ち味にしたサッカーに対して、今大会の日本代表のようなやり方は、かなり有効な気がする。徹底的にしつこく守備的に来られると、どんなストライカーでも、そうそうゴールを割ることはできない。特に日本のように粘り強いとなおさらだ。問題は、そこからどういう風に得点に結びつけるか。単純にカウンターとはいっても前線の頭数もそれなりに必要だし、それなりの個人技もいる…。よそのチームの試合を眺めていても、どこかで24日の日本とデンマークの試合のことを考えている…。


同じカテゴリー(FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。